ねぇ、
あたしたちって、
前みたいに元に戻らないのかなぁ?
「Good bye.」
それはある日の事。
友人の一人、チエが告白したらしい。
一年上の先輩に。
答えはもちろんOK。
「・・・へぇ〜、良かったじゃん!!」
「ありがとね!^^」
「ナツも好きな人いないの??」
「あたしは・・・いないよっ!」
「ホントに〜〜?」
「ホントのホントっ!」
「・・・ぷっ!あはははは!!」
こんな、他愛も無い会話が、あたしは好きだった。
一ヶ月前までは。
あたしは、塾にいた。
問題が解けず、悩んでいた。
「・・・?どうやって解くんだ??」
「こうやって解くんだよ!」
誰かが、あたしのシャーペンを取って、ノートに公式をスラスラ書いていった。
「・・・すごーい・・・。」
「どういたしましてっ☆」
「ねぇ、名前何て言うの?」
「あ・・・ナツって言います。」
「ナツか〜・・・いい名前だね!!俺はマサトって言うんだ〜。」
「マサト・・・」
「何中?」
「○○中ですっ。」
「そうなの?!じゃあ俺と同じ中学だねっ!俺は一年上だけど;」
「へぇ〜・・・。」
「奇遇だね〜。あ、これからもよろしくっ。」
「あ、よろしくお願いします・・・。」
それ以来、あたしはマサト先輩と仲良しになった。
分からない問題を、教えてくれた。
あたしとマサト先輩とは友達。ただそれだけの関係・・・。
Coming soon...